独立を考えている人にとって、事業スタート前の緊張感は、誰もが避けて通ることのできない通過点です。
その緊張感を乗り越えないと、次のステップになかなか進めません。 最善の準備をして、必ず成功できると自分に言い聞かせても、突如として、その場から逃げ出したくなるような不安感が襲ってくるものです。誰かに相談したくても、頼りになるような相談相手にそうそう恵まれるものではありません。そんな時はプロのコンサルタントに相談してみるのも一考かもしれません。
さて、起業前にチェックしておきたい項目は星の数ほどありますが、次の3点については、自分なりに再度考えてみた方が良いでしょう。。
[法則1 : ビジネスの成功は「差別化」にかかっている]
マーケッティングという難解な用語をよく耳にすると思いますが、ごく簡単に解釈すると「差別化」ということになります。
このマーケティングというのは難しく考えれば、どこまでも難しくなりますが、本来はごく簡単なものです。つまり競合商品と差別化する方法を考えればいいのです。
相手よりちょっと量が多いとか、なんとなく目立つとか、対応が早いとかそういった簡単なことでいいのです。
なぜこれが重要かというと、商売をしていくには価格を維持するというのが非常に重要になります。そのために、価格で負けてもそれ以外で勝てる何かが必要なのです。つまり「他社より価格が安い」という差別化は、よほどの戦略を立てないと成功しません。だからそれ以外の差別化を考えることが重要です。
[法則2 : 商圏は広く、ターゲットは狭く]
独立した最初の頃は、最大限(注:最大限といっても商売によって最大限の広さは違いますが)に商売の範囲を広げて考えた方が成功の確率が上がります。
なぜかというと、近場で自分の思惑通りの見込み客を探そうとすると、なかなか見つからないものです。そのため独立・開業の初期段階は、なるべく商圏を広範囲にした方が、より具体的なターゲットを明確に絞り込むことができます。
[法則3 : 経費率は教科書通り]
独立の初期段階では、経費率はできる限り業界通例の数字になるようにした方が良いです。経費率というのは実際に、あまりずれるものではありません。長年商売を続けていくと、どこの会社でも同じような経費率になるものです。
つまり、独立したての会社でも、長年商売を続けている会社をお手本にした方が良いということです。
一例を挙げるなら、例えば飲食業でテナントを借りる場合、売り上げの10%の賃料が目役です。これが15%を超えるようなら事業はかなりきつくなるはずです。逆に売り上げ見込みの5%程度なら、事業はかなり楽になるでしょう。経費率とはそういった数字のことです。
|